リースを使っての店舗作り

リースは上手く活用すれば、開業時のよい手助けとなりますがリースの特徴をまずしっかり知っておいて下さい。 

 

ここではメリット・デメリットを解説していきます。

 

 

 ・リースのメリット

 

 

 

資金調達の多様化
 企業,事業者の信用力の不足等によって、借入れが困難な場合、リースを利用する事で設備、機器等の購入資金をリース会社が肩代わりする為、企業は借入れをすることなく、店舗設備や機器等を使用できる。リースの最大のメリットは、このような資金調達力にある。

 

 

 

 

借り入れ枠の温存

金融機関からの借入枠はそのまま温存できる為、100%別枠の資金として調達できる。

事務負担を軽減する事ができる
 リースを利用すると月々のリース料を経費処理する事も認められ、購入による所有資産の場合に必要な減価償却の手続きや固定資産税の納付の必要もなくなるので、事務負担が軽減される。

機械設備の陳腐化防止

リース契約は、中途解約を認めてないが、リース期間を可能な限り短くする事により、技術革新等による機器の老朽化を防止する機能がある。

金利水準に左右されない
 借入れによる購入の場合には、借入金の利率の影響を受けるが、リース料の場合、リースは固定なので、金利水準の変動リスク負担を負う事がない。

リース契約の容易性
 銀行借入れと違い、リース契約の場合は、金利が高い分審査手続きが緩和されているので銀行借入れに比べて比較的容易にできる。

 

 ・リースのデメリット

 

 

 

リース料が割高である

 リース料には、物件の購入代金のほかに付随費用やリース会社の利益が含まれている為、リース支払い総額は、購入の場合よりも割高となる

中途契約ができない

  企業側に状況の変化があって物件の使用が不必要になっても、リース期限前に解約ができない。

 

物件の所有権はリース会社
 リース物件の所有権は、終始リース会社にある。その意味で資産の確保による信用の増大は期待できない。
所有税制の半減
 リースの場合も特定の資産について、リース税額控除の有利税制の適用はあるが、購入の場合の特別償却と比べて不利である場合が多い。

 

リースのメリットをうまく活用して開業に利用するのも1つの手段です。

 

しかし、0円出店!の謳い文句がよくありますが、自己資金がないからリースで何とかしようは間違いです。

 

運転資金は、大事にとっておきたいから、リースで部分的にまかなうですとか、計画性のあるリース活用をしなくてはなりません。

 

 

弊社のリース会社は他社様で審査が通らなかった方も対応できる場合がございます。